エアコン専用コンセントは必要?違いと工事費用を購入前にチェック! | あきさんの調べもの。

エアコン専用コンセントは必要?違いと工事費用を購入前にチェック!

エアコン

エアコン購入を検討されることが多くなるのが、少し肌寒さが無くなってくる3月~4月頃からではないでしょうか。
私のお店にもちらほら、夏に向けてエアコンを見に来店される方が増えてきています。

最近あたたかくなってきましたね~

もうそろそろ夏に向けてエアコンなどの準備を始める方も多くなる時期です!

新しくエアコンをつけようと思って
お店に見に行ったら店員さんに
「コンセントを確認して」って言われたんだけど…

エアコンには専用のコンセントが必要なんです
専用コンセントがないと、エアコンを
取付してくれないので注意が必要です!

エアコンを購入する際に確認させていただいているのが、【コンセントの形】です。
今までエアコンをつけていたかたも、新しく設置される方にもみなさんに確認しています。

あなたはエアコンを設置したい場所のコンセントを、しっかり確認されたことはありますか?
…私は全く気にしたことがなかったです(笑)

しかし、エアコンの接客を最近するようになって勉強しました!

エアコンによってコンセントの形が違う!?

店頭に並んでいるエアコンのカタログを見ていると、機能をまとめたページにコンセントの形状が記載されていました。

出典:ダイキン・空調設備カタログより

畳数が違うエアコンで、コンセントの形が違っているのがわかるでしょうか!?

18畳用のエアコンのコンセントが

顔に見える(笑)

確かに顔に見えますよね(笑)
おうちの状況によっては、
コンセントが合わず工事することに
なる方もいらっしゃいます。

そこで今回はエアコン設置の際に確認が必要な専用コンセントについてまとめました。

この記事でわかること

  • エアコン専用コンセントが必要な理由
    ①エアコンは使う電力が多いから
    ②火事などの原因になるから
    ③他の家電が壊れてしまうから
  • コンセントの種類は4種類!使える電力量によって形がちがう
  • 専用コンセントにするための工事費用はおよそ4,000~30,000円
    (状況により30,000円以上になることもある)
  • エアコン設置前の工事見積もりがオススメ!
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エアコンに専用コンセントが必要な理由

エアコン設置の際に確認して欲しいのが、エアコンの近くに専用のコンセントがあるのか?です。
エアコンを設置したい場所の近くに、エアコン専用コンセントがないと設置をしてくれない業者さんが多くなっているので注意が必要です。

エアコンをすぐ設置して欲しいと思っていても、実際に予定が狂ったりするので気をつけたいところですね。

天井の近くにコンセントがあるけど、
このコンセントがエアコン専用なのかな?

きっとそれでしょう!
ほとんどの家はエアコンを
設置するであろう場所に
専用コンセントがすでにあります。
その場所以外に、エアコンを
設置したい場合などには注意が必要です。

例えば、あなたがエアコンを設置したい場所とは別のところにコンセントがある場合はどうしたらよいのでしょうか?

その場合は【延長コードなどは使わず、設置場所近くに新しく専用コンセントを増やす】ことになります。

近くに普通のコンセントがあるのに、
使っちゃいけないの?

エアコンを普通のコンセントで
使うのは厳禁です!

火事になったり、他の家電が
壊れる原因になってしまいます!!

エアコン専用コンセントの工事をせずに設置してしまうと、どのような問題があるのでしょうか?

エアコンは使う電気の量が多い

エアコンは家電の中ではトップクラスに電気を使います

家電消費電力(kW)
エアコン(18畳・暖房時)0.1kW~3.7kW
テレビ(4K・55インチ)0.27kW
電子レンジ1.3kW
冷蔵庫0.15~0.5kW
洗濯機0.5~0.9kW
各メーカー・カタログを参照

特に対応する畳数が広いほど電力を使います。
その数値を比較すると、他の家電の倍近くもあることがわかりますよね。

後項でもまとめていますが、普段使っているコンセントは1500Wまでしか使えません。1500Wを超えてしまうと安全のためブレーカーが落ちます。

1000W=1kWなので

電子レンジでギリギリ使えますが、ハイパワーのエアコンでは簡単にオーバーしてしまいます。

だからこそエアコンには、専用コンセントが用意されているんです。

火事などの原因になってしまう

消費電力量が多いエアコンを普通のコンセントで使ってしまうと、そのコンセントで供給できる電力量以上を使うことになります。
オーバーヒート状態になり、発熱・火災の原因になってしまうのです。

他の家電などが壊れてしまう

おうちの中にあるコンセントですが、すべてのコンセントが1本ずつ個別に分電盤につながっているのではないのはご存知でしょうか?

出典:パナソニック 知っておきたい電気の知識より

エアコンや洗濯機、電子レンジなど1台でたくさんの電気を使う家電はコンセントからそのままブレーカーへ個別でつながっています。

しかし通常のコンセントは1つの回路に複数のコンセントがつながっていることもあります。
天井裏など目に見えないところでつながっているので、知らないうちに複数同時に1つの回路を使っていることもあります。

その中にエアコンが混じっていれば、同じ回路につながっている家電にも過剰な電気が流れてしまい故障につながることもあります

なので、エアコンなど電気をたくさん使う家電は専用コンセントが必要となります。

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エアコンの専用コンセントとは?

ではエアコン専用のコンセントか確認をしましょう。

出典:ダイキン・空調設備カタログより

普通のコンセント以外にも形があるなんて、はじめて知ったよ!!

コンセントの形は4種類あって、
設置するエアコンによって変わります。

どんな違いがあるのかな?

通常のコンセントとの違いは?

普段よく目にするコンセントは【単相100V15Aタイプ】になります。
【単相】とは一般家庭用の電気交流のことです。

エアコン専用コンセントはもっと大きい電力量でも対応できるコンセントになっています。
エアコン以外の電化製品を間違って差してしまわないように、形が違っています。

電気にはアンペア(A)ボルト(V)、さらにワット(W)が関わってきます。

アンペア(A)は電気の流れる量のことで、ボルト(V)は電圧、電気を押し出す力の事です。
この2つを掛け合わせたものがワット(ワット)電力…つまり電気の力・パワーです。

この3つを使うとコンセントがどれだけの電気を使えるのかを知ることが出来ます。

出典:ダイキン・空調設備カタログより

さきほどと同じ写真で比較してみましょう。

コンセントには4種類あります。

  1. 単相100V15A(平行形)
  2. 単相100V20A(アイエル形)
  3. 単相200V15A(タンデム形)
  4. 単相200V20A(エルバ―形)

それぞれを計算すると、コンセントで使える電力量がわかります。

  1. 単相100V15A:15(A)×100(V)=1500(W)
  2. 単相100V20A:20(A)×100(V)=2000(W)
  3. 単相200V15A:15(A)×200(V)=3000(W)
  4. 単相200V20A:20(A)×200(V)=4000(W)

通常使っているコンセントは1の単相100V15Aタイプなので1500W以上の消費電力量のある複数の家電製品などを一緒に使うと、電力量が許容範囲を超えてしまいブレーカーが落ちてしまうのです。

なのでエアコンや冷蔵庫、洗濯機など1台で大きな電力を使う家電は単独で使うようになっているのはそのためなんですね。

エアコンは特に電気をたくさん使う家電なので、専用コンセントが必要になります。

専用コンセントにする義務はある?

ちなみにエアコンは専用コンセントがないと、ほとんどの業者さんが取付けをしてくれないので義務化されていると思われがちですが、実は法的には義務化はされていません

しかし安全上の問題から民間でしっかりと規制されているので、自分の身を守るためにもしっかりと決まったコンセントを使うようにしましょう。

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専用コンセントの工事費用は?

ここまでコンセントの必要性や違いについてでしたが、
ここからはいよいよ工事費用についてです。

一番気になるところだよね!
思ったよりも工事費用がかかった
って人も多いみたいだけど…

設置するまでの期間に余裕があれば
見積もりがオススメです!

専用港ンセントへの電圧切り替え工事

工事費用目安:6,000円~100,000円以上かかる場合も

費用の幅があるのは、おうちの状況によって工事内容がかなり変わるためです。

  • コンセントを交換するだけでいいのか?
  • ブレーカーの交換とコンセント交換でいいのか?
  • 電線の引き込みからやらないといけないのか?

電線の引き込み工事が80,000円以上かかる場合が多いようです。

コンセントを新しく設置する

工事費用目安:14,000円~20,000円

こちらはコンセントを新しく設置するときの工事費用の目安です。

新しく配線をしたりすることになるので、状況によってはもっと工事費用がかかる場合もあります。
エアコンを設置したい部屋に既存のエアコン専用コンセントがあればそれを利用するのがいいと思います。

状況によって変動するので設置前の見積もりがオススメ!

エアコン専用コンセントだけに限ったことではありませんが、工事には事前見積もりが重要になってきます。

どれくらいの費用を知るのかはもちろんですが、工事業者さんが必要な部品など持ち合わせがなく工事延期になることもあるからです。

そうするとどんどんエアコンを設置できる日が遅くなってしまうので、その間暑さに耐えないといけなくなります。

量販店などで購入する場合は、設置前の見積もりを無料でやってくれるところが多いです。
またエアコン売り場の店員さんに相談すれば、おおよその料金などがわかる場合もあります。

エアコンをとにかく安く購入したい!ということでネットや通販などで購入される方も多いと思います。

エアコンを取り付けるには【電気工事士の資格】が必須です。

せっかくエアコン本体を
安く手に入れたのであれば、
工事費用も安く抑えたいですよね。

でもどこに頼めば安く済むのかが
わかんないよ!!

そんな時はこちらのサイトがおすすめです!

見積もりを取らなくても料金がわかりますし、
実際に利用した人の口コミでも比較ができます!!
利用料も無料なので、どこに工事をお願いしたらいいのか
わからない方にもピッタリです!

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まとめ

最期にもう一度チェック!!

  • エアコン専用コンセントが必要な理由
    ①エアコンが使う電力が多いから
    ②火事などの原因になるから
    ③他の家電が壊れてしまうから
  • コンセントの種類は4種類! によって形がちがう
  • 専用コンセントにするための工事費用はおよそ4,000~30,000円
    (状況により30,000円以上になることもある)
  • エアコン設置前の見積もりがオススメ!

これからエアコン購入を検討される方も多くなる時期です。
おうちの状況によっては工事が長引く場合もありますし、料金も上がっていくこともあります。

今回はエアコン設置の際に確認されることのひとつ、【専用コンセント】についてまとめました。

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